コミュニティ友志会は、キャリア開発で山口県の元気づくりに貢献します。

萩で学んだ若者の支援

7月31日、萩市で開催された 「子ども・若者支援総合サポート会議」に出席しました。

会議では、「さすが、萩!」と 拍手喝采したいくらい、良い事例を伺いました。

事例を紹介したいところですが、そういうわけにもいかないもで、仕組みをご紹介します eye

 

 中学生への支援
 不登校生徒を支援する公的機関があり、継続的に学習支援や社会参加支援、高校への進学支援等々を行っています。

 学校に通学することは難しくても、支援機関には休まずに通える、という生徒もいるようです。

 義務教育卒業後、「進学もせず」 「就職もせず」 という生徒を無くすため、学校・福祉・地域の団体・警察などがガッチリ連携し、支援の手が届いています。

 高校生への支援
 中学生同様、不登校生徒を支援する公的機関により、継続的に学習支援や、社会参加支援などを行っています。

 中学生の時に利用した生徒が、高校に進学しても継続して利用するケースもあるようです。

 義務教育の中学とは異なり、高校では単位不足で進学できず、中退せざるを得ない生徒がいます。そのような生徒には、通信制の高校への編入や、その後の継続支援などが、行われています。

 就職時の支援
 卒後未就職だった生徒は、ハローワークと連携し、仕事の紹介を行っています。

 中高と不登校だった生徒でも、支援機関の大人との関わりが出来ているため、就職までは比較的スムースだということです。

このように、中学校から就職(継続就労)まで、手厚いサポート体制が整っています。

整っているだけではなく、機能として動いています。

clip 早い段階で支援を開始することで、家に引きこもることを防止する。

clip 同級生との関わりは苦手でも、支援機関の大人とは関わることができる若者を育てる。

clip 学校で必要な学習は継続的にサポートし、学力低下を防ぐ。

以上の仕組みが現実として稼動し、早い段階で支援の手が届くことで、学校に行くことは

苦手だけれど、家には引きこもらずに大人とは関わることができ、就職が比較的スムースにできる若者が育つ訳です。

本当に素晴らしい  まさに、「若者を地域で育てていく」モデルだと思いました。

地域にはそれぞれの特徴や事情はありますが、萩方式のサポートが、他の地域にも広がることを願ってやみません。

萩といえば、吉田松陰と松下村塾。
桂小五郎・高杉晋作などなど、明治維新の立役者となった優れた人材を育てた町です。

その志しが、現在でも受け継がれているのでしょうか notes
 

カテゴリ: